「何部にする?」
子どものころから、友だちのあんまりいなかったユウコチャンですが、
唯一、結婚後も未だに仲良くしてくれている友だちがいます。
中学に入ったとき、その友だちが、
「ユウコが決めた部活に一緒に入る!」と言ってくれました。
ほんとは、
剣道部か吹奏楽部に入りたかった・・・。
ただ、見た目のカッコよさに憧れただけだけど、
ほんとはやってみたかった!!!
だけど、わたしは、そのころには、
母に自分の要望を素直に言えなくなっていました。
「防具や楽器や・・・お金がかかるのを心配するかな」
「遠征多いみたいだから、送迎とか嫌かな」
母に対して、そんな風に遠慮がちに思っているうちに、
自分自身の気持ちも
初めてやることだし、自信ないな・・・
スイミングは嫌いだけど、
ずっとならいごとで習ってたし、失敗することは無いな。
水着購入だけだし、お金もかからないし。
遠征も夏だけだから少ないな。
なんて、後ろ向きになって、
母には、剣道部の「け」の字も、吹奏楽部の「す」の字も伝えずに、
結局水泳部に入部するのでした・・・。
* * *
そんな選択のひとつひとつが結局自分を苦しめてしまうことを
このときのワタシはまだ知らないのです・・・