元優等生のRe:スタートものがたり

元優等生の30代後半までの葛藤と、人生のRe:スタートを決意したその後の日々や想いを綴っています。

"戦争できる国まであと一歩”な日本

こんにちは
大瀬 優子です!

宮崎県都城市のお隣、鹿児島県曽於市財部町で
ひみつ基地Jya-Jyaとさんすう教室コポリをやっています♪

 

一昨日 8月6日は広島原爆投下の日、
明日  8月9日は長崎原爆投下の日。
そして、8月15日に、78回目の終戦記念日を迎えます。

先日、さんすう教室で、こんなことを語り合いました。

blog.himitsukichijyajya.com


この語らう会で、みんなで観た映像がこちら↓

www.youtube.com


観てもらった動画の元になった絵本「戦争のつくりかた」が初めて作られたのは、20年前のこと。
ひとりの人の"なんとなく”の不安を基につくられたのが、この絵本の原案。
その原案に心を動かされた人20人あまりが内容や文章、法律の裏付けなどについて、率直に議論を交わして出来上がったのが、絵本「戦争のつくりかた」。

20年前に、「こうなったら戦争につながっていく」と描かれたもののほとんどが、今もう現実になりつつあると、わたしは感じています。

だって現実にこんなことが起きているから↓。

・およそ30年前の湾岸戦争停戦後に決まった自衛隊初の海外派遣以降、ちょっとずつちょっとずつ自衛隊の海外派遣の現場が前線に近づきつつある。
・昨年2022年12月に安保関連3文書が閣議決定され、敵基地攻撃能力を保有することが可能になった(攻撃されそうになったら、攻撃できる能力の保有が可能になった)。
・石垣島では、敵基地攻撃能力を備えた基地の建設が、建設会社によって急ピッチで行われ、2023年3月にはあっという間に陸上自衛隊石垣駐屯地が開設された。
・テレビ、ラジオ、新聞などのメディアが言っていることは本当?
嘘では無いかもしれないけれど、本当に大切なことを伝えている?
・新型コロナウイルス蔓延を機に、いろんな場所に、当たり前に"カメラ”付きの体温計が設置されるようになった。(利用の仕方によってはいつでも監視できる)
・教育には予算を割かない国。それでも、戦争しないはずなのに、防衛費は引き上げられて、たくさんの武器を購入している国。
・消費税など実質的増税をしようとしている国。
・戦争しているウクライナに支援をする国。(戦争をするための支援じゃなくて、戦争を辞めるための手立てをしなきゃいけないと思う。)
・「緊急事態条項」(戦争などの緊急事態においては、意思決定にスピードが求められるということを理由に、国会や裁判所をとおさず、内閣単独で法律を制定できるようにする条項)を盛り込むことでさえ、憲法改正を機に盛り込むことが議論されている。

 

今の社会は、大人も子どもも、「みんなと同じように」「自分で考えずに(誰かに)言われたとおり」にやるのが当たりまえになっているとわたしは思います。
わたしはいつも、「本当はこうじゃない?」と周りの人に投げかけていますが、たとえ、本当に大切なことが何かということがわかっていても、そうだよなと思っても、とは言っても、たくさんの人が「みんなが」「世の中が」どうするかを基準に、自分の行動を決めています。

これこそが、今の「学校教育」が行き着く先なのでは無いかと思うのです。

わたしたち大人は、国は「日本のために、国民のために、良い方向に、あらゆることを決めているだろう」と信じています。
現実に起こっていることに、目も向けずに、国会でどんな審議が行われていて、どんな決定がなされているかも関心を寄せずに。
そして、そのことについて「自分で考えることなく」「みんなと同じように」「国が決めたことに文句も言わずに」ただただ従っています。

わたしたちが大切にしてきたものを、大切にできなくなってもいいのか。
子どもたちを戦争に差し出すことになってもいいのか。
子どもたちの命が戦争に奪われることになってもいいのか。

目の前の一つひとつのことを、小さな小さなこと(子どもの宿題・校則・地域のこと・環境のこと・・・etc)を、わたしたち一人ひとりが、「これくらい」と見過ごさずに過ごしていくことが、回り回って、この国の未来を決めていくことに繋がるとわたしは思います。

これから、子どもたちが生きていく未来をどんなものにするか。

わたしたち大人一人ひとりの考えが、行動が、本当に大切。
一人ひとりが「自分で考えて」「自分の意思で」「自分で決めて」動いていけば、きっと間違った方向には動かない。

あなたにできることは何か、ぜひ考えてほしいです。

* * *

語らう会に参加された方からのご感想↓

ありがとうございました。気づけば長く話していましたね。
飾らずに、語れるので私にとって貴重な時間です。いつもありがとうございます。
(40代女性)


「飾らない」で話すって大切です。
「あれ?なんかおかしくない?」その感覚ってすごく大切。
わたしたちは小さい頃から、そういうことをポロって言って、「そんなことも知らないの?」的な扱いをされてきました。
だから、みんな「あれ?変だな」と思っていても、声に出さずに黙っています。

でも、今回取り上げた絵本「戦争のつくりかた」は、そんな「飾らない」「なんとなく」から生まれた絵本です。

戦争が終わって、78年となる今年。
今の子どもたちのほとんどは、戦争体験を直に聞いたこともありません。
数世代前がもう絶対にしないと決めたことを守り続けられるように、わたしたちが学び、そして繋がっていくことが何より大切だなと思っています。


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\かつて子どもだった大人たちへ/
2021年春、
鹿児島県曽於市『財部町』に
みんなのひみつ基地Jya-Jyaをつくろうと思い立ちました。

まだまだ、手付かずのボロ牛小屋だけど、
来てくれる 大人 も 子ども も
「自分らしく」「好きなことをして」過ごせる場所になったらな。
そして、そんな場所がこの世界に広がっていったらな。

そんなふうに思っています。

 

わたしが家族と一緒にひみつ基地をつくり始めた経緯が
キニナル方はコチラから↓

はじめまして、公務員を辞めました  

 

その後2022年5月、
さんすう教室コポリをスタートすることにしました。
そのときの思いはこちらです↓

さんすう教室を始めました