元優等生のRe:スタートものがたり

元優等生の30代後半までの葛藤と、人生のRe:スタートを決意したその後の日々や想いを綴っています。

わたしたちが立てた波

こんにちは
大瀬 優子です!

宮崎県都城市のお隣、鹿児島県曽於市財部町で
ひみつ基地Jya-Jyaとさんすう教室コポリをやっています♪


親主導で、中学校のルールをほんのちょっとだけ破って、入学式に参加した娘。

blog.himitsukichijyajya.com
うちの娘がやったのは、シャツを一枚変えただけ。

たったそれだけだったけど、わたしは、自分が納得のいかないことをただ黙って見過ごすのは嫌でした。それに、娘が「みんなと同じ」と言う世界に、ただなんと無く流されていくのも違うだろうと思っていました。
たとえ、変わらなくても、選べなくても、ちゃんと立ち止まって、ちゃんとそれぞれの頭で考えて進みたいと思いました。

たったそれだけのことだったけれど、入学式の日、入学式の次の日と、何人かの子が娘に声をかけてきたのだそうです。
「どうして、違うシャツ着ているの?」と。
娘はなぜか頑なに、なんて答えたのかは教えてくれなかったけど、娘のしたことが、他の子の中になんらかの考えや感情を引き起こして、そして、反響として、娘に問いかけてくれました。おかげで、また娘も何かをきっと考えたと思います。
それは、大人が思うような立派なものではないかもしれない。
それでも、子どもたちには、何かを考える機会にはなったのではないかと思うのです。

そして、後日、クラスの中で、旧制服であるセーラー服(合服)を着てきた子もいたそうです。
それが、うちの娘が与えた影響だったかは分かりません。
だけど、その影響で、今度はうちの娘がセーラー服(冬服)を着て登校しました。
いい傾向だなと思っています。
お互いがお互いに影響し合っていく。
そんな空間の中にいたら、みんなと同じじゃなくてもいいって、みんなが思えます。
古い制服でも、新しい制服でも、新しい制服のシャツが違ってもそれでいいって。

そういう小さなことがきっと学校を、社会を変えて行くのだとわたしは思います。

* * *

また、入学式後、校長先生にも改めて話をする機会を持つことができました。
実は、この春、異動があり、校長先生が変わっていました。
でも、おかげで、2人の校長先生に、「こんな考えもあるんだ」「学校は今後どうしていくのか」をほんの少しでも考えていただくきっかけをつくることができました。

PTA会長さんからもご連絡いただき、お話しする機会を持つことができました。
「校則があるとはいえ、認められている権利ですよね」とお話しすると、「いや、違うでしょう!国民の権利とかはよくわからないけど・・・」と言われてしまいました。
でも、一つ一つ対話させてもらうと、理解してくださった部分もあったのではないかなと思います。

きっと、先生方、周りの方にとったら、忙しい業務の中で、きっと迷惑で、頭の痛い親子だとは思います。
(周りが騒いでいるだけで、直接は特に何も迷惑かけていないとわたしは思ってるんだけど・・・)
でも、それでもだからこそ、みなさんが考えるきっかけになっているのではと思っています。

わたしたちが立てた小さな小さな波。
わたしたちがしたことは、ほんの小さなことです。
でも、それが、何かに繋がっていく。わたしはそう信じています。

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\かつて子どもだった大人たちへ/
2021年春、
鹿児島県曽於市『財部町』に
みんなのひみつ基地Jya-Jyaをつくろうと思い立ちました。

まだまだ、手付かずのボロ牛小屋だけど、
来てくれる 大人 も 子ども も
「自分らしく」「好きなことをして」過ごせる場所になったらな。
そして、そんな場所がこの世界に広がっていったらな。

そんなふうに思っています。

 

わたしが家族と一緒にひみつ基地をつくり始めた経緯が
キニナル方はコチラから↓

はじめまして、公務員を辞めました  

 

その後2022年5月、
さんすう教室コポリをスタートすることにしました。
そのときの思いはこちらです↓

さんすう教室を始めました