元優等生のRe:スタートものがたり

元優等生の30代後半までの葛藤と、人生のRe:スタートを決意したその後の日々や想いを綴っています。

夏休みが終わった〜2022

こんにちは
大瀬 優子です!
宮崎県都城市のお隣、鹿児島県曽於市財部町で
ひみつ基地Jya-Jyaとさんすう教室コポリをやっています♪

夏休みが終わりました!
もう草むらの草が少しずつ秋めいてきています。
あっという間。
親も子も楽しんだ夏!
子どもと朝から晩まで自由に過ごしてホントに楽しかったので、
すっごく名残惜しい!

あーまた親も子も社会に揉まれる毎日かぁぁw

* * *

夏休み明け9月1日。我が家の朝。
朝は、大体6時半頃に起きてくる不登校時小6娘ですが、5時前に起きて一言。
娘  「わたし宿題終わってないよ」
わたし「あ、そう」

「普段から宿題なんてしていないじゃないの」とそう思う母です。
それなのに、なぜか夏休みの宿題だけ夏休み初日から燃えている娘。
それなのに、夏休みが終わっても宿題が終わっていない娘。
何かと不思議です。。。

* * *

一旦、わたしの親としての宿題談。
思い返せば・・・
「宿題は親がさせなければ!」と思って親であるわたしが必死こいて宿題をやらせた時期もあったし、あまりに宿題が手に付かない娘に気づいて、宿題なんてなければ!と学校やもっと宿題を出してほしいという他の保護者さんを恨んだ日もありました。

でも、今はもう、先生が子どもたちのためにと出すならば、勝手に出してくれればいいし、もっとやらせたい保護者がいれば勝手に個別に保護者判断で増やせばいいし、(わたしとしては、宿題なんてむしろしない方がいいと思っているけれど)、その上でやるかやらないかは子どもによるし、子どもが決めていいと思うし、ちゃんとやったかどうかなんて、先生が追う必要なんて全くないと思うのです。無くしてくれて一向に構わないけれど、どうしても出さなきゃって思うなら、宿題なんて出しっぱなしにしたらどう?って思ってます。
提出義務を設けるから、先生は宿題を見なきゃいけなくて、チェックしなきゃいけなくて、負担が増える。それならもっと、子どもたちが真に学べる授業を充実することに力を注いでほしい。
(多分結果、宿題をやらない子もたくさん、もちろんやる子もたくさん出るでしょうが、それはそれで良くないですか?違って当たりまえ!一番平和な解決法だと思うんだけどなぁ)

* * *

既にわたしがそんな考えなので、
我が子が燃えている夏休みの宿題だけれども、算数や国語を中心にしたプリントの類は娘本人のやる気の分だけ終わったようです。(親から見ても、この子はそれで十分と思います。)

そのほか、「自由研究」やら「絵」やら、「習字」に「作文」、「俳句」に「朝食作り」など、いわゆる【お勉強】の類に入らないものは夏休みに入った途端、どれをしようかな、絵は3枚、自由研究は2つ・・なんて言っていて。やる気満々。

やる気があるのだから、つい、やってほしい!と思うし、いろいろと欲が出るのが親心なのですが、うちの子はコレまたやらないのです。
やりたいことがありすぎて、目の前に現れた楽しそうなことに心奪われて忘れてしまうタチです。

それなのに、マイペースでゆっくり。
手際がいいわけでもないまぁ普通の子です。

その辺はこの子の課題だと思います。
どんなふうに生きていくのかな。
こうやって娘の人生が垣間見えるのも夏休みのおかげです。
(夏休みの宿題の作文にも将来の夢を10個近く書いていました・・・
 そんなにたくさん、何回人生やる気なの!?そう思うけれど。
 それでもこの子なら、
 やってしまうかもなぁなんて本気で思っていたりする母です。)

* * *

さてさて、結局、夏休み最終日まで、
頭の中で「こうしようかなぁ」とぼんやり考えていただけの長女の「夏休みの宿題」。
夏休み最終日ですら、焦らない娘。
肝が据わっています。図太い!(羨ましい!)


ひとまず朝から「朝食作り」だけやっていたけれど、その後、ゆっくり見たい動画を見て、漫画を見て、合間にちょこちょこと写真を撮っているだけ。

わたしの用事があって、わたしの実家に行こうとしていたので、写真プリントだけコンビニに連れていくつもりが、実家に宿題を持って行ってやるというので、途中コンビニに寄って娘も一緒に実家に向かいました。
もう実家まですぐそこのコンビニに到着して、娘に声をかけると車の中で読んでいた漫画を片手に「あー!忘れたー」というのです。
何か一つ忘れたものでもあるのかなと思ったら、宿題に必要なもの一式忘れたとのこと。
えー!!そのとき、既に3時過ぎ。家に帰るのは少なくても夜7時ごろ。
どうすんのよ!!!(←パニックでこんなこと思っているけど、それは娘が考えることですよ。わたし!)
いろいろ想定の範囲内だったわたしも一時軽くパニックに・・・
(「寝ずにやる」というのは親として認めていません。健康が第一だから。)

でも、うちの子は小さな頃からそんな子。
本当にずっと変わらない。

* * *

そんなやりとりの中、わたしは娘のとある出来事を思い出していました。
数年前にとある企画で海にカヤックをしに連れて行ってもらったときに水着などを入れたバックをバックごと忘れたのです。
すっごく楽しみにして前日からバッチリ準備していたのに、一式全て忘れて行ったことを。

そのときのことは詳しく聞いていなかったけれど、なんだかふと気になって、海に水着を忘れて行ったときのことをもう一度娘に聞いて見ました。

・バッグごと忘れたのに気づいたのは、お菓子とかを買い出しするためにお店に寄った直後で出発からだいぶ経ってからだったこと。
・忘れたことを車の中でつぶやくと、車を運転して下さっていた方が「なんとかなるよ」と言ってくれて、すぐ他の話題で盛り上がったこと。
・到着して、あーどうしようと思っていたら、予備の水着がなぜか出てきて借りたこと。
借りた水着を「洗って返さなきゃな」と思ったけれど、いいよいいよと奪われてしまったこと。

そんな話を聞いて、あーこういう子なんだなぁ。
それでも、誰かに助けてもらえる子なんだなぁ。
と思いました。
忘れ物王で、マイペースだけど、
こうやって、人に助けてもらえる気質を持って生まれてきたんだなぁと。

だから、親として、
「忘れ物をしないように工夫はしなきゃいけないと思う。
それでも、どうしても夢中なことがあったりすると忘れてしまうことは、どんなに気をつけても、あなたにはこれからもたくさんあると思う。
その度にきっと誰かに助けてもらんだと思う。
だから周りの人を大切に、周りの人にいつも感謝しないといけないよ。」と伝えました。
 そしたら、「今まで、いろんな人に助けてもらったから、恩がいっぱいあるけど、もう会わない人もいるから返せないな」と娘が言ったので、
「そういう恩は、その人にじゃなくて、今度あなたの目の前に現れた困っている人に、あなたが無理せずできること得意なことをしてあげて返していきな。」と話しました。

* * *

結局、そんな話をしながら、一旦家に忘れ物を取りに戻りました。

一言付け加えておくと、正直最初、すっごく腹が立ちました。
わたしが一瞬パニックになって、台風前の蒸し暑さ(暑いとイライラが増すわたし)と、少し自分のせいでちょっと出かけるのが遅くなったのもあって、言わなくてもいいことをいくつか娘にぶつけてしまいました。

娘のマイペースも忘れ物も仕方がないとわかっているのに。
自分に余裕がなくなると、どんなに気をつけていても、
時々ひょっこりそんな悪い親がムクムクと起き上がってきてしまう。
それでも、わたしは娘のおかげで、娘がありのままでいてくれることで、いろんなことに気付けているだけのふつうのお母さんです。
今までもそんな後悔がたくさんあるのに、それでも、教わることばかり。
長女に対しては本当に反省することばかりです。

それでも、怒っているうちに、次第に笑えてきました。
冷静になって、親として伝えたいことを整理するための、そのための往復の時間だったのかもしれません。

「夏休みの宿題しようと思って出かけてきたのに、一式忘れてくるなんて、そんなことある!?」って言って、娘と一緒に笑い合いました。
わたしには想定も理解も全くできない事態だけど、自分のせっまい認識をぐいーっと広げてくれる娘にいつも感謝しかありません。

娘に「またこういうことが起こったらどうなると思う?」と聞いたら、
「今まで、何かあってもどうにかなってきて、どうにかならなかったことないから、どうなるんだろう」と言っていました。
そうかそうか・・・娘よ、いつもたくさんの人に助けてもらって生きているんだね。
周りの皆さま、これまで関わって下さった皆さん、本当にありがとうございます。

そんなありがたさに改めて気づいた夏休み最終日でした。

* * *

そして、9月1日の朝。
せっかく早起きしたのに、マイペースに動画をみて、漫画を見て、「あと1時間で学校だよ!」と声をかけるとようやく重い腰をあげて、宿題をサラサラサラと終わらせて、結局、一通り(課題プリントは一部で、結果「絵」は1枚、「自由研究」は1つでしたが)全て揃えて登校していきました。

もちろん、ここはこうした方がいいんじゃない!?と親として思うこともたくさんあったし、実際、最終日に終わらないだろうと思って、「今ここまで終わらせた方がいいんじゃない!?」と親としてアドバイスしたりもしたのですが、結局、自分の意志を貫いてやらず、焦るわけでも慌てるわけでもなく、自分が程々に満足する内容まで自分のペースで宿題を仕上げて、等身大で先生に「出来立てホヤホヤです」と言っちゃう我が子。
わたしにはそんな図太さ微塵もなかったから、尊敬してしまいます。

いかに、わたしが親として、余計な手出し口出しばかりしているか改めて振り返る2日間でした。そんな機会をもらえて有難い限りです。

そんなふうに、終わった我が家の夏休み。
名残惜しいけれど、また、来年も楽しみたいと、
今からわくわくしています♪

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\かつて子どもだった大人たちへ/
2021年春、
鹿児島県曽於市『財部町』に
みんなのひみつ基地Jya-Jyaをつくろうと思い立ちました。

まだまだ、手付かずのボロ牛小屋だけど、
来てくれる 大人 も 子ども も
「自分らしく」「好きなことをして」過ごせる場所になったらな。
そして、そんな場所がこの世界に広がっていったらな。

そんなふうに思っています。

 

わたしが家族と一緒にひみつ基地をつくり始めた経緯が
キニナル方はコチラから↓

はじめまして、公務員を辞めました  

 

その後2022年5月、
さんすう教室コポリをスタートすることにしました。
そのときの思いはこちらです↓

さんすう教室を始めました