\かつて子どもだった大人たちへ/
こんにちは
ひみつ基地Jya-Jyaの大瀬 優子です。
鹿児島県曽於市財部町に
家族みんなのひみつ基地Jya-Jyaをつくっています。
どうしてわたしが家族と一緒にひみつ基地をつくり始めたのか
キニナル方はコチラから↓
* * *
日曜日。
以前は、休みの度に
どこに連れて行ってやろうか、何をしてやろうかと考えを巡らせていた。
広報やイベントチラシ、イベントページを隈なくチェックして、
自分が余裕なくなるくらい予定を詰め込んでみたり、
用事も無いのにとりあえずショッピングセンターへ連れて行ったり。
コロナで色々なことが急にストップしてしまったとき、
正直わたしはホッとした。
あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと追い立てられる中で、
周りの時間が止まってくれたら・・・
とそう思うことが度々あったから。
* * *
つい先週のこと。
お昼寝から目を覚ました下の子2人と長女や近所の子を連れて、
300m程先の小さな公園へ向かった。
ブランコと滑り台、鉄棒があるその公園は我が家の御用達。
すぐ近くのその公園へもう何度通ったかわからない。
でも、毎回違う楽しみを見つけながら、
多少飽きてよその公園に浮気をして でもすぐ戻ってきたりしながら、
この公園で遊ぶことを楽しんでいる。
出発して30m。
夫が笹を見つけて笹ぶねをつくる。
聞けばみんな作り方を知らない。
小学5年生の我が子も知らなかった。
わたしたちは夫婦とも田舎育ち。
そういうことは自然と体験するってどこかで思っていた。
でも、実際は子どもが体験していないことだらけで、
わたしは今まで長女に何を贈ってこれただろうかと思ってしまう。
田植えが始まるこの梅雨時期、今まで空っぽだった用水路に水が流れ出す。
笹ぶねを流そうと家の横の用水路に逆戻り。
自分で作った舟が流れる様子にみんなにっこり。
すると、ご近所さんちの枇杷の木に吸い寄せられる笑
この間、ご近所さんに声をかけたら、
好きなときに採って食べていいのよって言ってもらった。
それからは、遠慮なく頂いている。
枇杷はハズレなく、甘くて美味しい!
おやつに困らずでありがたい。
さて、公園へ行こう!・・・とその道中。
夫が草を摘んで、葉鉄砲にしてみたり、草笛を吹いたり。
子どもたちは興味津々!
見様見真似でやってみるけど、音がでない。
少しのコツを聞いてみて、工夫してる。
田んぼに張られた水が陽に照らされてキラキラして綺麗で、
風は気持ちよく吹き抜けて、
のんびり豊かな時間が流れる。
気持ちいー!
* * *
さて、公園は見えるがなかなか辿りつかない笑
田植え前の田を掻いた土が道路に落ちていて、
それを集めて泥団子づくりが始まった。
泥団子にはやっぱり田んぼの土がいいっ!
子どもたち夢中。
公園の横の用水路に座り込んでしまい、
ほとんど公園では遊ばずじまい。
公園で赤くなりつつあるヤマモモを採っていると
あっという間に日が暮れ始めたので、
桑の実(マルベリー)を食べてから帰ることに。
(食べてばっかり笑)
実は小さいけど、でっかい桑の木があって。
手が届かないけど、熟れたて落ちたての桑の実を拾い集める。
通学路にあるのに、
誰も手をつけずにいつも踏みつけられている。
美味しいのに、本当にもったいないなぁっていつも思ってます。
そうしているとおじちゃんに声をかけられる。
チビたちを心配して、
「蚊に喰われるぞー」って。
そしたら、急に植えている紫陽花をちぎって次女にくれた。
いつも無愛想で、正直ちょっと怖いなぁと構えていたおじちゃん。
こんな優しい人だったんだ。
子どもたちは、
自然やたくさんの人の気持ちに囲まれて、
豊かな時間を過ごしています。