自分のことに向き合ってみると、
いろいろなことが見えるようになってきました。
子どもたちの気持ちにも寄り添えるようになってきました。
自分の正直な気持ちが見えるようになって、
無理して頑張っていた家事を辞めたり、
以前は手を抜いても、
自分で自分を見張っていて罪悪感を感じていたので、自分へのダメ出しをやめたり。
そうしていると、
子どもが泣いている声にもイライラしなくなってきました。
目の前で起きている娘の課題も自分自身が
どう思うか、どう考えるか、
という自分の視点で考えられるようになってきました。
今まで学んできた、子育てや教育の点と点と
自分の考えがつながっていく感覚がありました。
そうやって、自分で考えていくと、
幼少期からの今までの長女への自分の親としての関わりが、
今の娘の課題に繋がっていることが身に沁み、
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
* * *
そんな状況を知ってか知らずか・・・
同級生のお母さんが、
長女の状況を知って、ランチに誘ってくれました。
(相談が苦手なわたし・・・
ほんとにありがたい・・・)
そこで、近くに2020年に開校したフリースクールが
あることを教えてもらいます。
(近くにフリースクールは無いと思っていた)
遊び学び舎みつばちアジトです。
しかも代表は同級生のお母さんでした。
(話したことはなくて、顔がわかる程度のつながりでした)
しかも、2年生のとき、
同じタイミングで生き渋りをしていた子のお母さんだったのです。
早速、ネットで探してみる。
すると、考え方や子どもたちとの関わり方もとても共感できるものでした。
子どもたちもとても生き生きしていました。
正直、とっても複雑だった。
そのころ、わたしはこれまでの長女への関わりをすごく後悔していました。
だけど、すぐ近くに、こんなにも素晴らしい関わりをしている人がいました。
しかも、子どもたちもキラキラと輝いている。
人と関わるのが大好きで、
誰とでもすぐに友だちになってしまうような子だったのに、
人に会うのも少しためらうようになってしまっていた長女。
わたしのせいで・・・
この頃のわたしは、母親としての自分を自分で否定しまっくっていました。
ちらっと、このまま知らなかったことにしようかと頭をよぎりました。
・・・
でも、これ以上、わたしひとりで抱えたら、
長女が長女で無くなってしまうような気がして、
自分の気持ちを奮い立たせて、連絡し、体験に行きました。
* * *
みつばちアジトは素敵な場所でした。
娘にとって、間違いなくいい場所になると思いました。
だけど、わたしの複雑な思い、
案内を聞いて、現実的に出費が増えることへの躊躇、
まだ少し学校に通っていたので、
以前のように学校生活に戻るのではないかという期待、
そんなものが入り混じって、わたしの気持ちが決まっていませんでした。
そんなわたしの心の内を見抜いてか、
長女の気持ちもフリースクールへは後ろ向きでした。