元優等生のRe:スタートものがたり

元優等生の30代後半までの葛藤と、人生のRe:スタートを決意したその後の日々や想いを綴っています。

わたしの子育て

長女を産んで、いちおう、親になったわたし。

 

でも、今から思うと、

親というよりただの同居人だったなと思います。ハイ

ただ、安全を確保して、

だた、お腹がが好かないようにごはんを食べさせて、

身の回りを整えてやるだけでした。

 

 

どんなふうに育つのか、

どんな人になってほしいか、

そこを見据えて、子育てをしようとは全く思っていなかった・・・

 

* * *

 

長女がまだ赤ちゃんだったころ、

ならいごとをさせた方がいいのか、

どう育てようかとうーっすらと考えたことがありました。

 

そのときのわたしは、

わたしのような人生は歩んでほしくない

ただ、この子らしく生きてくれたらいい

と思っていました。

 

わたしが子どものころに嫌だったことはしないようにしていました。

・挨拶を強要すること

・「やりたい」ということを制限すること

・ならいごとをさせること

・我慢させること

・・・

 

そして、優等生だったわたしは、子育てのいろいろな情報を知ってしまうと、

わたしがそのことを子どもに強要してしまうかもしれないと思っていました。

 

だから、子育ての情報はNHKの子育て番組だけから取り入れることにして、

深く考えるのをだいぶ早い段階で辞めてしまいました。

 

特に自分を律していたわけでもないのに、

ただ、自分の姿を見せておけば、

ただ、社会の中で生活させておけば、

ふつうの子どもにはなるだろうと思っていました。

自分みたいになってほしくないと思っていたのに・・・

 

自分自身の頭で、一体どういう風に育てたら一番よいのかと

考えることすらせず、

ただ、一般的な流れに乗っておけば、子どもは自然に育つと思っていました。

 

* * *

 

子どもの要望は、

母としてわかってやらないといけないと思っていました。

 

子どものために、

成功するように導いて、準備してやらないといけないと思っていました。

 

子どもの疑問には、

ちゃんと正しく答えてやらなければいけないと思っていました。

 

だから、子どもが言うことを察してやりました。

 

だから、何でも成功するように手伝ってやってやりました。

 

だから、子どもが聞いたことに、何でも正確に答えてやろうとしました。

 

それが、

こどもの言葉の数を、

こどもの失敗する経験を

子どもの考える力を

奪っていたことに全く気付いていませんでした・・・