元優等生のRe:スタートものがたり

元優等生の30代後半までの葛藤と、人生のRe:スタートを決意したその後の日々や想いを綴っています。

結婚・出産~でも変わらない毎日

結婚しても、相変わらずの毎日でした。

 

結婚したこと自体はとても良かったと思います。

夫は同じ住宅の現場監督の仕事をしていたし、

悩みの共有もできました。

 

でも、自分の根本的な問題は何も解決されないまま、

ただ、毎日を頑張って生きていました。

 

当時を今思い返すと、明らかなキャパオーバーでした。

苦手な仕事を、できない量やっていました。

平気なフリを自分でしていました。

 

引き受ける前に、

無理に苦手な仕事をしなくてもよかったし、

この量はできませんと言ってもよかったし、

誰かに助けてもらえばよかった。

その選択は自分自身でできたはずなのです。

 

「割り当てられた仕事はやらなければいけない」

「人並みに仕事ができないと自分の存在価値は無い」

そう思い込んで、自分が自分の気持ちを一番無視して、

自分が一番自分を大切にできていませんでした。

 

生活しなければいけないから働く。

生きなければいけないからやらなければいけないことをやる。

 

自由に生活している人を雑誌やテレビで見かけても、

ああいう生活ができる人は一握りだよね。

生きるためには仕方ないよね。

けがや病気で働けないときのために、

将来のために、老後のために、

働かなきゃいけないって思っていました。

 

毎日の流れが速くて、立ち止まりたいのに、

ただ流れになんとか合わせて生きていました。

でも、それを自覚していたわけではなくて、

みんなそんな風に生きているんだ。

わたしも流れに乗っていきなければと思っていました。

 

* *‘ *

 

そんなこんなで結婚1年を経るころ、

第1子である長女を出産しました。

 

幸か不幸か、そのころ、ようやく

産前産後休暇・育児休暇が当たり前に、

自然に取れる流れになっていました。

 

そこで、仕事を辞めるという選択もできたかもしれなかったけれど、

何の疑いもなく、流れに乗って、

産休・育休1年半を取ることにしたわたしでした。

 

* * *

 

長女は、生まれてすぐから本当によく寝る子でした。

 

妊娠中も、自分自身のことも、

子どものこともさほど労わってやれなかったからかなと

脳裏をかすめたけど、

でも、よく泣いていく少し先に生まれた姪っ子もいたので、

ありがたく、

そして、きっと、よく泣くあの子のような子どもを受け止める用意が

わたしには無いのだなと思ったりしました。

 

そして、ようやく少し立ち止まれる時間ができました。

 

* * *

 

でも、出産して4か月が経過したころには、

子どもを一時保育に預けて、

毎月職場に通って、個人的に会議に出席させてもらっていました。

 

心の奥底では、

そうしたかったわけでは無いのに、

でも、そのまま休みボケになってしまうのが怖かった。

復帰したときにキツくないように、「今」を大事にできませんでした。

 

そして、1年半の育児休暇を1年に短縮して、

仕事に復帰することに。

 

自分なりには、どうやってこれから生活していくか

ちゃんと考えているつもりでした。

 

でも、子どもが生まれたのに、今までと同じ

またわたしが「頑張る」という切り札だけで、

乗り越えていこうとしていました。

 

(もういろいろとやめたらいいのに・・・

 もう少し続きます・・・)