元優等生のRe:スタートものがたり

元優等生の30代後半までの葛藤と、人生のRe:スタートを決意したその後の日々や想いを綴っています。

25歳の選択~結婚

就職して3年半、

現場担当として、

毎日車で新築住宅の工事現場のハシゴをする毎日。

日々、「向いていないな」と悩み、

「これも、あれもできていない」と苦しみながら、

ただ「頑張る」という解決方法だけを信じて、

なんとか働き続けていました。。。(やれやれ)

 

小学校でイイ子、

中学校で優等生、

高校進学も親の反対を押し切れず、

大学進学も親の顔色を伺いながら、

就職も結局、世間の流れに流され、

好きなのか、やりたいのかもよくわからないまま、

社会人として生活する毎日でした。

 

あと、残す課題は、結婚・出産くらいかな・・・

 そんな風に思っていたように思います。

 

なぜか、結婚願望が強かったわたしは、

結婚だけは絶対に自分で決めたい!!!

と強く思っていました。

 

就職して3年半、25歳のとき、自分の意志で結婚を決めます。

20代で結婚したほうがいいよね・・・という

世間の風潮に沿った形ではあったかと思いますが、

それでも、人生で初めて、自分ひとりで決めた進路

といっても過言ではありませんでした。

 

当時の勤務地は鹿児島。

結婚相手は福岡に住んでいたので、結婚を機に仕事は辞めるつもりでした。

もういい加減、自分の人生取り戻したいと思っていました。

 

ですが、幸か不幸か、会社の配慮で、

結婚の際、福岡への転勤をさせてもらえることになります。

 

わたしは、転勤の希望を出すつもりはありませんでした。

退職するつもりで話を切り出してはいましたが、

わたしの上司への伝え方が悪かった。

世間の体裁を整えるような退職の仕方をしたかった

ズルいわたしがいました。

今から思えば、煮え切らない態度だったのかなと思います。

結局、わたしの頑張りを見てきた周りの上司、先輩、同僚の方々の

おかげで決まった転勤だったので、わたしは転勤の話を断れませんでした。

 

でも、そのとき、本当は辞める決断をした方がよかったと思います。

わたしの本当の希望は「辞めること」だったのだから。

だけど、わたしはここでも流れに流されます。

 

わたしは、こういう転機のたびに、

自分自身のこと(自分の好きなこと、やりたいこと、得意なこと、苦手なこと など)

自分の人生のこと(どうやって生きていくのか、何を大事にするのか など)

をわたし自身がしっかり考えてこなかったのです。

 

わたしは、

人生を『選択する』というタイミングで

いつも、失敗しないように、周りの人に認めてもらえるように

ということばかり考えて、

流れに流されてきてしまっていました。

 

自分の気持ちとしっかり向き合って

『選択する』ということをしてこなかったんです。

 

わたしの人生なのに、

わたしの人生の主導権をいつも誰かに委ねていました。