大学3年生への編入学。
大学生活は2年間。
入学と同時に就職か進学かを考える感じでした。
正直、もういい加減、就職しようと心に決めていました。
いつかは就職しなきゃいけないと。
それならば、先送りしても仕方ないと。
運よく、団塊の世代の大量退職の時期と重なり、
就職氷河期から売り手市場に転じました。
「建築」好きには適わないと悟っていたわたしは、
建築設計事務所への就職は絶対やめようと思っていました。
というか、建築ではない道にもう進みたいと思っていました。
身近な暮らしやすさとかを考えるのは好きだったので、
迷った挙句、キッチンやトイレの設備機器を製造販売する
「住宅設備」メーカーに進もうと思ったのです。
(↑離れ方が小さいぞ!わたし!)
でも、大苦戦。
動機が弱すぎる。
アピールポイントを建築にすると、何で「住宅設備」?
みたいな感じになるし、
他のアピールポイントにすると、大学はなんで建築?みたいになる。
「建築」を自分で選んだわけじゃないのに
(↑とやっぱりココロのどこかで思っていた)
つじつま合わせをしなければいけない事態に・・・
うぅぅぅぅ
たくさん届く不採用通知。
凹んだ・・・
* * *
どんどん大手企業の採用試験が終わっていく中、
ようやくもう一度きちんと考えることにしました。
身近な生活を整えることはずっと好きでした。
それもあって、大学の研究室は、住宅系の研究室を選びました。
設計課題は大きい建築物よりも住宅が好きでした。
課題も褒められることが多かったし、
手書きのプレゼン図面も得意でした。
そして、結局「住宅メーカー」に的を絞りました。
なんとかぎりぎり大手住宅メーカーの採用に滑り込み、
住宅メーカーで内定をもらうことが出来ました。
* * *
今から思うと、
こういう自分自身が本当に望む道を選択すればいい機会に、
自分の気持ちだとか、思いにしっかり向き合わずに、
失敗せずに、誰に見られても、納得してもらえるような道を選んで、
最後の頑張りとか、追い込みとか、運とか、
そんなものでどうにかして乗り切ってしまっていたのだなぁ。
自分の気持ちを無視して、
ただ体裁を整えるために頑張り続けないといけない
という道を自分で選んでしまってきたのです。
(この辺で、気付けたらよかったけど、まだまだつづく。。。)