元優等生のRe:スタートものがたり

元優等生の30代後半までの葛藤と、人生のRe:スタートを決意したその後の日々や想いを綴っています。

21歳の選択~就職活動

大学3年生への編入学。

大学生活は2年間。

 

入学と同時に就職か進学かを考える感じでした。

 

正直、もういい加減、就職しようと心に決めていました。

いつかは就職しなきゃいけないと。

それならば、先送りしても仕方ないと。

 

運よく、団塊の世代の大量退職の時期と重なり、

就職氷河期から売り手市場に転じました。

 

「建築」好きには適わないと悟っていたわたしは、

建築設計事務所への就職は絶対やめようと思っていました。

というか、建築ではない道にもう進みたいと思っていました。

 

身近な暮らしやすさとかを考えるのは好きだったので、

迷った挙句、キッチンやトイレの設備機器を製造販売する

「住宅設備」メーカーに進もうと思ったのです。

(↑離れ方が小さいぞ!わたし!)

 

でも、大苦戦。

動機が弱すぎる。

アピールポイントを建築にすると、何で「住宅設備」?

みたいな感じになるし、

他のアピールポイントにすると、大学はなんで建築?みたいになる。

 

「建築」を自分で選んだわけじゃないのに

(↑とやっぱりココロのどこかで思っていた)

つじつま合わせをしなければいけない事態に・・・

 

うぅぅぅぅ

 

たくさん届く不採用通知。

凹んだ・・・

 

* * *

 

どんどん大手企業の採用試験が終わっていく中、

ようやくもう一度きちんと考えることにしました。

 

身近な生活を整えることはずっと好きでした。

それもあって、大学の研究室は、住宅系の研究室を選びました。

設計課題は大きい建築物よりも住宅が好きでした。

課題も褒められることが多かったし、

手書きのプレゼン図面も得意でした。

 

そして、結局「住宅メーカー」に的を絞りました。

なんとかぎりぎり大手住宅メーカーの採用に滑り込み、

住宅メーカーで内定をもらうことが出来ました。

 

* * *

 

今から思うと、

こういう自分自身が本当に望む道を選択すればいい機会に、

自分の気持ちだとか、思いにしっかり向き合わずに、

失敗せずに、誰に見られても、納得してもらえるような道を選んで、

最後の頑張りとか、追い込みとか、運とか、

そんなものでどうにかして乗り切ってしまっていたのだなぁ。

 

自分の気持ちを無視して、

ただ体裁を整えるために頑張り続けないといけない

という道を自分で選んでしまってきたのです。

 

(この辺で、気付けたらよかったけど、まだまだつづく。。。)