元優等生のRe:スタートものがたり

元優等生の30代後半までの葛藤と、人生のRe:スタートを決意したその後の日々や想いを綴っています。

ハタチの選択~大学編入学

高専の卒業まであと1年。

 

就職か、進学か、、、

 

わたしは出来るものなら就職したいと思っていました。

もう親から離れたかったから。

いい加減、自分で自分の人生を選びたかったー。

 

でも、一人でその選択をする勇気が持てなくなっていました。

 

それに加えて、就職氷河期が重なりました。

先輩たちの苦戦の1年を見ていて、

就職活動をする勇気が持てませんでした。

失敗するのが怖かった。

 

元々、父は大学進学を選んでほしそうだったから、

大学編入を選ぶほうが簡単で、間違いが無い道でした。

いい加減、自立したいと思っている心の反対側で、

父の期待にも応えたい気持ちもありました。

 

* * *

 

高専でも、学科1、2位を常にキープの好成績。

わたしが希望さえすれば、

過去の進学先で一番ランクの高い大学への推薦をもらえる状況でした。

 

でも、決められた進学はどうしても気が進まなくて、

母校の進学先として前例のない大学も調べたりしました。

 

ただ、そちらを選べば、間違いの無い推薦の切符はもらえない。

リスクを取ってチャレンジするほどの動機もなく、

もう遠くの学校とか、枠からはみ出た学校とか、

行ってみたいと主張する気になれなかった。

 

推薦をもらえる1番レベルの高い大学か、はたまた2番手の割と近くの大学か。

 

もう、自分の力で頑張る勇気も自信も無くなってしまっていました。