元優等生のRe:スタートものがたり

元優等生の30代後半までの葛藤と、人生のRe:スタートを決意したその後の日々や想いを綴っています。

わたしのまわりの大人たち

地方の高校は当時バイトは禁止!という学校が多かったのですが、

高専はわりとゆるくて、、、

いや、実際は禁止だったかもしれないけれど、

高専1年生からこっそりバイトしていました。

 

* * *

 

初めてしたのは、近くの量販店のお中元の包装のバイト。

 

包装だけでなく、品出しとかもしました。

 

それまで、関わっていた大人が親か先生かだけだったわたしには、

初めて触れる大人の世界でした。

当時、16歳だったわたし。

「えー!1980年代生まれなのー?」と大人たちに驚かれたり。

今となっちゃ、平成生まれもめずらしくないのですけどね。

始めたころは、まだまだ子どものような、

それでも大人の仲間入りをしたような不思議な感覚でした。

ただ、初めは、みんな大人だーと思っていたけれど、

次第に、大人って意外と大人じゃないなと気がつきだしました。

ずっと、大人には従わないとと思っていたのに、

意外と大人って信用できないということにようやく気付くことになります。

 

* * *

 

包装のバイトは季節限定だったので、

次は、ケンタッキー・フライド・チキンで、

サラダづくりのバイトをしました。

 

わたしに仕事を教えてくれたのは、

清水さんという、当時30代後半のおばちゃんでした。

(↑あれ?え!?今のわたしの歳くらい・・・おばちゃん?)

 

清水さんはわりとアウトローな人で、

父も母も割と堅かったから、いろんな大人がいるなとやっと気付きました。

 

店長がすごく大人げない人で、気分屋な人でした。

ほんとに大人って子どもだなと思いました。

 

* * *

 

塾講師のバイトもしました。

 

新規開校に伴って、講師募集があり、講師として働きました。

塾長は、脱サラして、塾を開講することにした人間味のある人でした。

ただ、いい人だったけど、わたしが親なら、この塾に通わせたくないなと思いました。

ほんと、塾って、もったいないと心から思いました。

 

そして、脱サラして必死に塾を切り盛りする塾長の姿をみて、

大人って大変だなと思いました。

生きていくって大変なんだなと。

 

* * *

 

わたしのまわりには、なんだか、

やりたいことを心から楽しんでやっている大人がいませんでした。